2026新作 不可視を司るトリプルクラッチ。パルミジャーニ・フルリエ「トンダ PF クロノグラフ ミステリューズ ミネラルブルー」
2026新作 不可視を司るトリプルクラッチ。パルミジャーニ・フルリエ「トンダ PF クロノグラフ ミステリューズ ミネラルブルー」 2026年の新作としてパルミジャーニ・フルリエが、Watches and Wonders Geneva 2026にて「トンダ PF クロノグラフ ミステリューズ ミネラルブルー」を発表しま…
2026年の新作としてパルミジャーニ・フルリエが、Watches and Wonders Geneva 2026にて「トンダ PF クロノグラフ ミステリューズ ミネラルブルー」を発表しました。
この五年間、パルミジャーニ・フルリエは独自のシグネチャーを確立してきました。それは、複雑機構が本質の背後へと退く、他にはないウォッチメイキングのあり方。そこには「プライベート ラグジュアリー」のビジョンが表現されています。プロダクトがその真価を余すところなく露わにするのは、オーナーとの間に築かれる極めて親密な関係性を通じてのみなのです。
トンダ PF クロノグラフ ミステリューズをもって、パルミジャーニ・フルリエはクロノグラフの新たな建築的構造を提示します。これは、ウォッチメイキングにおいてもっとも様式化された複雑機構のひとつであるクロノグラフの「読み取り」と「使用法」を再定義する、世界初の試みです。サブダイヤルを排し、ダイヤル全面に表示を広げたクロノグラフは、必要な時にのみ機能を現します。静止状態ではその存在を感じさせず、時計は三針のトンダ PFの純粋性を維持します。
この革新的な機構は、ダイヤル中央に五本の針を同軸上に配置するという、前例のない構造がベースとなっています。クロノグラフを作動させると、三本の針が展開して時間・分・秒を計測し、残る二本の針が常用時の表示を継続します。数年の歳月をかけて開発されたこの機構は、ウォッチメイキングにおける極めて独創的な表示方式を実現しました。
四年間で三度目のワールド・プレミアとなるこのタイムピースは、一貫した軌跡を描いています。それは、オーナーに寄り添い、決してその存在を主張することのない機械のアプローチを具現化したものです。
修復からの発明
30年以上にわたりパルミジャーニ・フルリエは、ふたつの大志によって形づくられる、独自のウォッチメイキングを追求してきました。それは、過去の傑作が秘めた英知を深く理解することと、その根底にある原理原則を現代へと拡張させるという使命です。
ミシェル・パルミジャーニは、その生涯の大半を時計史上もっとも複雑なタイムピースの修復に捧げてきました。解体、分析、そして再構築すること。それは、機構の深淵に触れ、輝きだけでなく、そこに潜む制約までをも完全に掌握することを意味します。
この文化は、決して保守的ではありません。それはつねに、可能性の新たな領域を切り拓いてきました。
2022年以来メゾンは、オンデマンドでその機能を明かす複雑機構を通じて、独自のシグネチャーを確立してきました。
トンダ PF GMT ラトラパンテ、トンダ PF ミニッツ ラトラパンテ、そして、トンダ PF クロノグラフ ミステリューズ。
垂直クラッチひとつと水平クラッチふたつを組み合わせたトリプル・クラッチ構造は、現代のウォッチメイキングで開発されたクロノグラフの中で、もっとも複雑な機構のひとつです。
四年間で三度目のワールド・プレミア。その歩みの中で、機構はつねに体験をゆたかにするために存在し、その体験は時の秩序を何よりも尊重します。